どうしてみんな顔をほぐしたがるの?
小顔、美顔、ハリ弾力、スッキリ、目鼻立ちクッキリ、たるみがない顔
皆さんそれぞれ表現は違えど、パリッとハリのある顔になりたいことは共通しています。手段はいろいろあると思いますが一番ポピュラーで
皆さんが選択するのは、
『顔のマッサージ』ですよね?
ではなぜ皆さんは顔のマッサージをしようと思いますか?
『マッサージで凝りをとり、むくみやたるみのないスッキリした顔になりたい』
これですよね?
でもこれって変じゃありませんか?
『ほぐすっていうことは緩める』ということです。でも
『ハリが欲しいのに顔を緩める。』って矛盾しているように感じませんか?
ハリ弾力の【ハリ】は引っ張りの【張り】。
つまり、【ハリ=テンション】
テンションを作りたいのに一生懸命緩める。なんか変だな。と私は常に思いいています。
なので、木村の身体調律では顔のマッサージはほぼありません。
触れることはあっても緩めるため。ではなく。テンションを作るためです。
例えば、フェイスラインのたるみがあったとします。
引き締めたいからマッサージを毎日一生懸命してほぐし続けて、
果たしてハリができて引き締まるのでしょうか?
逆にフェイスラインに顔全体の意識が向かい、
意識は下方向へ集まり【顔は下がる】意識が高まる。
そんなふうに思うわけです。
現に、耳の上の側頭部を指で触れた時とエラのところを触れた時で、
エラを触った時の方が、弛む感じがするのではないでしょうか?
(目が死んだ感じ、口の中の脂肪が余った感じなど)
だから木村の調律では頭側を触れることがほとんどで、顔全体の意識を引き上げていく作業を行います。
ハリを作りたいならほぐすより使う。鍛える。頭側への意識を高める。
ほぐすなら頭。顔は緩めてはならない。
摩擦も極力避けたい。顔の皮膚は薄い。ガシガシマッサージして良いことが全然思いつかない。
『ハリは引っ張りの張り。テンションである』
木村祐介